記憶が胸を焼いてるんだよ

3歳の時の記憶が残っている。
当時、僕は埼玉県の所沢市に住んでいた。家の前には大きな国道。僕は車が好きで国道を走る車の名前はだいたい言えた。メーカー名も言えたんよ。すごいっしょ。
よく母のラッタッタというチャリンコとバイクが交ざった奇妙な乗り物の後ろに乗って、買い物に行った。そこには、黒い九官鳥がいて「おはよう!」といつも言ってた
ある日母とともに買い物から帰ると、親父が家の家具と家電を全部庭に出していた。
何をしとんじゃこのオッサンは?と思う僕
もちろんあわてる母
「あなた何してんの?!」「いらん!」

いや要る。絶対要る。確実に要る。

そう3歳のコウセイ少年は激しく思ったのでした